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アメリカのジョン・F・ケネディー大統領、紺色のスーツ・白いワイシャツ・赤いネクタイの装いで大統領選を戦い抜きました。それは、誠実・清潔・パワーを表現したと、当時のイメージコンサルタントが語っています。そして、その装いを手本にしているのが、オバマ大統領と言われています。この時以来、赤いネクタイは、「パワータイ」として多くの政治家が愛用するようになり、ビジネスマンも「ここぞ勝負!」の時には、赤いネクタイを締めるようになりました。テレビのニュース番組をご覧になったとき、赤いネクタイの装いから「私は、力強く戦います!」という心境を汲み取ってください。最近の傾向として、ネクタイをゆるめに結ばれる方を見かけします。これは、「私は、リラックスしています~」の表現になります。営業活動や就職試験の際、ネクタイはキュッときつめに結んでくだされば、礼儀正しさを表現することができます。社長プレゼンに出向く男性社員は、廊下を歩きながらネクタイをきゅっと締めています。プレゼンが終わり、やれやれの状況になったら、無意識にそのネクタイを緩めています。ネクタイの結び目が男性の装いでは、重要なポイントになりますので注意しましょう。
スーツは、自分をどう見せたいかを意識して選びます。二つボタンのスーツは、背が高く、大きく見せることができます。それは、首からボタンまでのVゾーンが長くなるからです。このVゾーン(縦のライン)が長ければ長いほど、背が高いと感じます。そして、一番上のボタンをかけますが、下のボタンは外しておきます。三つボタンのスーツでは、真ん中のボタンを一つだけかけるのが正式な装いです。スーツのポケットの蓋は、『フラップ(雨蓋)』と言います。古い時代には、屋外では必ず外に出して室内ではしまうとされていました。現在では、この使い分けはあくまでも格調高いフォーマルの場でのマナーです。タキシードには、フラップを付けません。通常のビジネスシーンでは、フラップは出したままのほうがよいでしょう。
スーツの後身頃の切れ込み「ベント」には、それぞれに意味があります。真ん中にあるセンターベントは、乗馬をしたときに動きやすくするためと言われています。また、サイドベントは、剣を差した時に美しく見えるとの理由があるそうです。日本では、別名を「剣吊り」と呼んでいました。ビジネスシーンでは、サイドベンツのスーツを着用しないビジネスマンが多いように感じます。格式高いパーティーなどで着用するタキシードがノーベント(ベントなし)なのは、乗馬のようなスポーティーさ、剣を差す戦いのシーンをイメージしないようにとの配慮があります。